Fireworksの現状とこれから
この記事は Fireworks Lover Advent Calendar 2013 に参加しています。
2013年11月12日(火)に、
CSS Nite in OSAKA, Vol.38
「なくなったわけじゃないけど、Fireworksを使わないワークフローを考えなきゃいけないかも会議」
というすごいタイトルのセミナーに登壇させていただいたのですが、
企画段階で考えていたこと、セミナー内でも言ったけど書きとめておきたいことなどを書きます。
ちなみに私の登壇した内容は、業務フローの紹介で
Fireworksあまり関係ありませんがこちらです。
→【CSS Nite in OSAKA, Vol.38に出演しました】
で、そのセミナー内で「Fireworksの現状と二人が思うこれからのツール」というタイトルでまとめた内容がこちらのスライドでも上がっているのですが↓
今年5月にFireworksのCS6からCCへアップデートが無いと発表されてから、みなさんいろいろ不安感というか、どうなっちゃうんだろうってもやもやしてると思うんです。私も書籍が3月に出たばかりだったんですけどね。
自分のことはさておいて、
ぼんやりとした不安でFireworksとは別のものを探さなければいけないんじゃないかとか悩んでいる方に対して、なんていうか、今の状況はこうなんですよって現状を説明したいと思います。
Fireworksの現状
先にFwの現状、Adobeの発表内容をざっくり書くと、こうです。
- Fireworks CS6は、Creative Cloudへのアップデートはない。
- CS6のセキュリテイ更新、OS対応、バグ修正のアップデートは継続。
Fireworksについては、これ以上でもこれ以下でもないと考えればいいと思います。
サポートもまだ数年は大丈夫と思っています。Fireworksユーザーが愛を送り続けていけば、もっと違う形になっていくかもしれません。
(それと、今迄アップデートでそんなに機能増えてきたか?ってことですよね…)
ちなみに、Creative Cloudに入っていればCS6バージョンもいつでもダウンロードできます。Illustrator CCのデータが読み込めないときなどは、CS6で開けばいいです。
次期ツール、代替ツールについて少し
◆AdobeがFwに変わるような新ツールを作っているとされているけど発表はまだ。
http://cuaoar.jp/2013/05/firewoks.html
◆元、Fireworks開発者がデザインツールの概要のみ発表。リリースはまだ。
http://tribaloid.com/
という状況ではやはり、代替ツールをあえて考えるとすれば、同じAdobe製品のPhotoshopやIllustratorで制作するのが現実的なのではないかと考えます。
書き出しの大きさを劣化しないでできることを考えると、これからはIllustratorが有利になってくるのではないかと思っています。
数年経てばこの業界、ワークフローも変わってきているはずなので、それぞれ自分のその時の状況にあわせて合ったものを選べばいいし、その時のために今は気力を蓄えておきましょうか^^
Fireworksの特徴と使い分け
Fireworksを使ったことのない方に向けて、特徴をおさらいします。
- ビットマップ画像もベクトル画像も扱える。写真を消しゴムで消して、☆マークをツールで描画する、なんてことが普通にできる。
- シンボル、マスターページ、レイヤー共有などページ管理の機能が充実。
- スライスが扱いやすい。1つのオブジェクトとしてスライスを整列・拡大縮小・パス操作など操作できる。
- サイズ感が感覚的につかみやすく、ピクセルにフィットしたパーツを作成できる。
- 拡張機能が多くのユーザーによって作成されている。
※Fireworksでできないことは印刷用データ作成です。(CMYKカラーがありません)
写真加工はPhotoshop、細かいイラストや印刷用に使いまわすかもしれないロゴデータなんかはIllustratorが良いでしょう。それを、Fireworksでレイアウトして部品を書き出し、Webサイトへ仕上げていく。この関係性が快適でオススメです。
私の個人的な結論はもう出ていて、
Photoshop、Illustrator、Fireworks、3ついるよね。ってことです。
今回の件で、Fireworksはスピード感と操作性が素晴らしいWebグラフィックス作成に適したソフトウェアだとあらためて感じています。
今年最後の本の宣伝。
マイナビ教科書シリーズ
「よくわかるFireworksの教科書」の紹介です。
今年最後ですのでゆるしたってください。
2013年3月にマイナビより「よくわかるFireworksの教科書」が発売されました。
Fireworksの初心者はもちろん、現在はPhotoshopやIllustratorをメインに使っている方にも満足いただける一冊です。352ページのたっぷりボリュームの本で、きめ細かい解説してるな〜と評判をいただいています。
CS6バージョン対応なので、安心してお買い求めください(笑)
関連リンク
▶「よくわかるFireworksの教科書」のFacebookページ
▶マイナビ ブックス - よくわかるFireworksの教科書
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(Amazonのレビュー書いてくださいね☆)
▶よくわかるFireworksの教科書実績紹介
▶Fireworksのブログ記事一覧
さいごに
今年は書籍を出したことで、セミナーや勉強会に登壇させていただくことが多くありまして、自分にとって素晴らしい経験になりました。
みなさまとのご縁に感謝しております。
来年も数多くの方とお会いできることを願っております。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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- written by はざくみ
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