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西脇資哲のスーパープレゼンセミナー受講後のトライデントコンピュータ専門学校での授業で心がけたこと5つ

今回の授業の様子


今回で5年目となる、名古屋のトライデントコンピュータ専門学校 Webデザイン学科での年1回の授業。将来、Webデザイナーやディレクターを目指す学生さんに向けて、90分×2の180分で写真や撮影の基礎知識的な話をするのですが、今回は自分的に5つのプレゼンに関する課題を持って臨みました。


それは、昨年暮れに品川で開催された「CSS Nite 特別編:西脇資哲のスーパープレゼンセミナー」に参加して受講した内容を実践したかったから。

このセミナーの開催日前日は、遅くまで大阪、翌日は神戸ITフェスティバルの前日準備と、かなり予定が詰まっていた中どうしても参加したかったので、往路は飛行機、復路は夜行バスという強行日程でした。しかし、そこまでしても参加して本当によかったと思えた内容で、そこで聞いたことは、プレゼンの機会がある度に、ひとつひとつテーマとして実践して少しずつでも良くなれば...と思っています。

今回の授業で心がけた内容とは....


2013年12月11日に開催された「CSS Nite 特別編:西脇資哲のスーパープレゼンセミナー」


1.前半30%が問いかけ、後半70%を回答を実践!


今までは、挨拶→自己紹介→本編→まとめ...という流れで淡々と進めるプレゼンでしたが、スーパープレゼンで一番重要だと感じた「前半30%が問いかけ」を実践してみました。180分の授業のうち、前半の45分〜50分ほどを問いかけに使いました。

聞いている学生たちはWebデザイナー・ディレクターを目指す人たち。彼らにWebの話ではなく、写真や撮影やカメラの話をするのです。
なぜあなたはここで撮影に関する話を180分も聞く必要があるのか。
なぜわたしはわざわざ神戸からやってきて、ここで写真の話をしているのか。
そういう問いかけをじっくりと説明してみました。これ、本当にかなり重要で、効果が目に見えて感じられたように思います。

「なんでWebデザイナーになるのに写真の勉強しなきゃいけないの?」と思っていたとして、その必要性をじっくりと問いかけられると、「自分の専門じゃないからあまり関係ないや。」と言った他人ごとの姿勢から、自分ごととしてプレゼンをしっかり聞くスイッチが入ります。


2.ホラーストーリーを試してみる


構成として、1.の問いかけ部分を「サクセスストーリー」ではなく「ホラーストーリー」で作ってみました。

“サクセスストーリー”は、「Webデザイナー・ディレクターでも写真のことを勉強しておくとこんなイイことがあるよ。」という構成。
それに対して、“ホラーストーリー”は、Webデザイナー・ディレクターも、写真や撮影のことをちゃんと解っていないと、こんな失敗に遭遇するよ。クライアントさんからこんなクレームが入る可能性が出てくるよ。」という構成。

“ホラーストーリー”は以下の効果がある。

  • 共感を得やすい
  • 聞き手の立場を多くカバーできる
  • これから話すことの重要性を定義できる

具体的には、素材写真に予算が出ない案件で多い「フリー素材からいいの探してよ」の要望の結果、あちこちで同じモデルさんが使われている現状を例に挙げ、広告業界では当たり前のルールである「競合」ということをあまり考慮されていないWeb制作の現状と、発注側に与える悪い印象を説明しました。

みなさんの座っている姿勢が少し前のめりに、目がちょっと輝いた気がしました。


3.タイトルスライドほどカッコ良く


前回までのスライド表紙

今回のスライド表紙

今まではタイトルにあまり気を使っていませんでした。
でも、講演の第一印象はこのタイトルスライドなので、ここでまず「聞いてみたい!」と思ってもらえることが重要ということです。

長谷川恭久さんが、印象的なタイトルスライド画像を講演数日前にFacebookやブログなどで公開するのも、なるほど!と改めて納得しました。
前回までのものよりは、少しはカッコ良いタイトルに出来たんじゃないでしょうか。

ただ、今回の授業に関しては残念なことに、わたしの持ち込んだMacBook Airとプロジェクタの相性が悪かったのか、ちゃんと繋がらず急遽学校のMacを繋ぎデータを移して使用するという、開始直前の準備で手間取ってしまい、スライドを表示した状態で開始を待つことができませんでした。....反省。


4.その日のプロフィールと自己紹介


西脇さんのスーパープレゼンセミナーで印象的だったのは、プロフィール・自己紹介は2つあって、重要なのは「その日の自己紹介とプロフィール」だそうです。
その日の天候や出来事、場の雰囲気などを上手く使って、そこにいる人同士で共感できる内容の自己紹介をすることで、アイスブレイクにもなるし、その後の話も共感を得やすくなる効果があります。

KDDIウェブコミュニケーションズの高畑さんが、プレゼンの冒頭によくこの手法を使っているのを見て「いつも場の雰囲気を作って、自分の世界に引き込むのが上手いなぁ」と感心していましたが、なるほど、そういうことだったんですね。
落語で言うところの「枕」という部分にあたるのかな。

今回は、授業開始直後、冒頭でプロジェクタの映像が乱れて、先生が調整している数分間、プロジェクタ無しで進行するというアクシデントのお陰で、予期せぬアドリブ挿入が逆にいい感じになりました。


5.「はいっ」を言わない!


スライドをめくった時に「はいっ」と言うの、IT・Web系のセミナーで多いですよね。
あれ、凄くかっこ悪いんですって。でも注意していないと、つい言っちゃうんです。これは、スライドに先導されると、こうなっちゃうので、自分が主導する。
言葉が先でスライドが後だと、いちいち「はいっ」とならない。ということで、今回はかなり注意して言わないように心がけました。


エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100(西脇資哲:著)


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スーパープレゼンセミナーで聞い内容の、たくさんの素晴らしいTIPSの中から、今回はほんの5つのことを心がけてやってみました。
他にももっと色々ありましたが、一度に全部はできませんし、今回も必ずしもちゃんと出来ていたわけではないので、日々普段の性活の中でも心がけて少しずつでも課題をクリアしていきたいとですね。西脇さんのプレゼンに関する書籍は、単行本&Kindle版でも出ていますので、セミナーに参加できなかったけど興味あるよ!という方は是非読んでみてください。人生変わるかもしれませんよ。


以前のトライデントコンピュータ専門学校さんでの授業に関する記事



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神戸元町でWeb制作やイラスト・撮影などのふわっとした感じの会社をやってます。 日常なことや気になったことを気ままに書きますのでよろしく。

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江川 知影

Webデザイナーのエガワです。a-blog cms完全習得への、長い(であろう)道のりを歩きはじめたばかりです。初心者がつまづきがちなところを、実践を元に書いていきます。

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