WCAN 2013 Autumnに参加しました
CSS Nite in KOBE, Vol.3から1週間後の14日(土)、WCAN 2013 Autumnに参加するために名古屋に行ってきました。秋のWCANは数年前から恒例の3部屋同時進行 複数トラックのセッションで申込時にあらかじめ聞きたい内容を選択し、時間毎に部屋を移動するシステム。毎回、気軽にただ参加者として行っていますが、今回は諸事情で3つのうちのひと部屋(C)で司会を依頼されました。
わたしの他の司会者はと言うと...
一番大きな部屋(A)はアップルップルのとっても流暢なMCでお馴染み、先日、話し方講座的なセミナーもやった鈴木さん。そしてもうひとつの部屋(B)は静岡の、これまた流暢なおしゃべりと、まるで山下達郎のラジオを聞いているかのような軽快な語り口と、達郎と聴き間違うほどの声質で多くの人の心をわしづかみにする 勝又さん。
かなり滑舌が悪いと自負しているわたしなんかが、同じようにできるとは全く思わないので、無理をせずできることを粛々と的に、登壇者の邪魔にならないように、かつ参加者の皆さんに伝えないといけないことをちゃんと伝えることを目標にやってきました。
司会視点で色々見えた
鈴木さんは毎度のWCANで長年司会をやっているし、勝又さんは、TalkNoteという自身が主催するイベントで司会をやっているので、自分のリング、他団体のリングの違いはあれど、戦った経験はある。
それに対してわたしはというと、CSS Nite in KOBEに関してはプロデュース的なことや、運営準備などの裏方の仕事で、司会は鷹野さんと森和恵さんにお願いしています。今まで司会という視点でイベント全体を見る機会がなかったのですが、今回かずみちさんに、こういう機会を頂いて、新たな発見がいくつもあり、今後自分の運営するイベントにも大いに活かせる収穫がありました。
臨機応変な対応ができるような心構え
当日は状況に応じて色々と変更が出てきます。事前に原稿をガチガチにFIXしすぎて融通が効かない状態になってると、何か起こった時に変更しずらくパニクリ気味になってしまう危険性があるので、絶対に外しちゃいけない内容だけを決めておいて、あとは当日の状況をみながら、司会者の裁量に任せて進行する。くらいゆるめの設定のほうが上手くいくように感じました。
現に今回も、開演直前にかずみちさんが走って来て「受付がまだ少しかかるみたいだから開演遅らせてその分オープニングの時間を削って!」との指示がありましたので、6〜7分開演を遅らせ、ただその間放置してしまうわけにもいかないので、注意事項を復唱するなど場を繋いだりと、臨機応変な対応に心がけました。
司会(サブ司会)・タイムキーパー・BGM は兼務可能
滞りなく運営するには、ひとり1タスクが基本ですが(会場の広さや状況にもよる)、わたしの個人的な美学として、無理のない必要最小限の人数で無駄なく運営するのが理想だと思っていて、今回司会をやってみて、司会者は常に時間を気にしていないといけない立場なのだから、タイムキーパーを別に担当させるよりも、司会者(サブ司会者)が兼務...というかどっちみち司会をする上で何分繋ぐとか、どれくらい巻きで進行するとかが必要になるので、これでいいんじゃないかと思いました。
ただしこれには、登壇者の前にiPhoneやiPadでプレゼンタイマー的なアプリで時間を確認できるようにしておくことが必要です。
また、BGMも今回のWCANでは特に用意されていなかったのですが、開場後の部屋があまりにも無音で、それがとても要らない緊張感を作って雰囲気を悪くしている感じだったので、自分のiPhoneを繋いでうっすらと音楽をながしていました。雰囲気を和らげるには音楽はとても重要だと思います。ONかOFFだけの簡単な操作であれば、これも司会(サブ司会)がマイクで喋る時に操作すればいいだけなので、兼務できそうです。
突如発生する 1、2分を繋ぐのは難しい
これは相当な慣れと、アドリブ力が必要ですね。ただ単にボケーッとテレビを見ているのではなく、さんまちゃんや鶴瓶師匠の話術、回し方など参考にできる点はいくらでもあるなぁと感じました。普段から、色んなネタを引出しにいっぱい入れとかないとなかなかとっさには出てきません。
会場の参加者に「何か質問は?」と言っても何もない場合は、司会者が機転を利かせて何か質問をするわけですが、それはセッションの内容をしっかりと聴いてツボを押さえておかないと、気の利いた質問はできないですから、ただ単に参加者として参加するよりもじっくりと聞くことができました。
司会者の質問の後、再度会場に聞くと、何人か続けて質問も出やすくなりますしやはり重要な役割です。
今後に活かします
というわけで、司会者目線でイベントを俯瞰して見るというめったに出来ない機会をいただけて、感謝です。今後の弊社で運営するイベントにも色々と活かせることが見つかったのでよかったと思います。
かずみちさん、鈴木さん、勝又さん、アップルップルのスタッフの皆さん、C部屋の出演者の皆さん、そして、Cの部屋に参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
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- written by 岡田 陽一