CSS Nite in KOBE, Vol.3 の裏側あれこれ
2013年9月7日に神戸市産業振興センター901で開催した CSS Nite in KOBE, Vol.3 無事終了しました。今回も、本当にいい内容だったと思います。
ご参加いただいたみなさんにも、アンケートや口頭でとてもボジティブなコメントをたくさんいただいたので、ホッとしています。(アンケートで印象に残ったコメントはこちらの記事に抜粋して紹介していますのでご参照ください。)
今回も、地元兵庫、近隣の大阪、岡山、京都からだけでなく、滋賀、和歌山、香川、徳島、広島、奈良、愛知、福岡と、遠方からも参加いただきました。本当にありがとうございます。
内容は当日のTweetのまとめや、参加者の方が書いてくださったブログ記事などをご覧いただくとして、この記事では裏側な話を書いてみます。
Vol.2「デザイン再考」からの Vol.3「Webサイト制作・運用に必要なWebマーケティング、ソーシャルメディア、SEOの本当の知識」
前回、6月30日に開催したVol.2。こちらは「デザイン再考」というテーマで、Webデザインをもう一度じっくりと考え直してみようということをやりました。
PCのブラウザだけでなく、スマホやタブレットなどさまざまなデバイスを使って、多くの人がONとOFFの境目を意識することなく、生活の一部として当たり前のようにインターネットを使うようになってきた今、Webデザインで考えないといけないことや、やるべきことなどがいっぱい増えてきてると思います。
とは言え、日常の業務ではなかなかWebデザインに価値を感じていただけない場面に遭遇することも多く、ジレンマを感じるのではないでしょうか。
そこで、このイベントでは「Webデザインはまだまだ解決できることがいっぱいあるじゃない!もっと多くのビジネスの価値を高められるじゃない!」という内容でデザインの事をもう一度考えなおすきっかけになればと思いました。
そして、今回のVol.3は、それを受けてのストーリーです。
Webデザインはまだまだビジネスの価値を高めることができる。とは言え、見栄えだけがWebデザインではない。デザインを色々考えるとしてその根拠となる部分、そこをじっくりと考えるのが今回のテーマの「Webサイト制作・運用に必要なWebマーケティング、ソーシャルメディア、SEOの本当の知識」でした。つまりVol.2と3はにこいちの扱いだったのです。
- 「理由と経路のマーケティング」住さん(検索エンジン最適化)
- 「今だからこそ取り組むべき、ソーシャルメディア活用のポイント」大月さん(ニイハチヨンサン)
- 「集客に使える手法とその向き不向き」古荘さん(日本情報化農業研究所)
- 「Webアレンジャーのススメ ~3歩進んだコンテンツプランニング」松尾さん(WEBライダー)
- 「結果に結びつくWebマーケティングとは何か?」高畑さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)
の布陣で今回のセッションを構成しました。
テーマに合った内容と全体をひとつのストーリーとして構成するための打順を組み立てるのは主催者の最大の楽しみであり、難しい部分のひとつでもあります。
今回は、この順番がとても見事にハマったというか、出演者のみなさんがそれぞれの打順でどう次へ繋げる内容にチューンナップするかというところをかなり考えてくださったので、全体的にバランスのとれたとても素晴らしい結果になったと思います。
わたしがそう感じて自己満足しているだけではなくて、多くの参加者のみなさんが、アンケートにそう書いてくださってたのを見て「出演者のみなさん流石だな!」と感心しました。
講演内容調整用のサイボウズLive内での出演者同士のやりとりも、内容や持ち時間の調整なども含めとってもいい感じでした。
特に最後のトリの高畑さんにお願いしたわたしの面倒な注文...
少し難しいミッションをお願いすると....
高畑さん、抑え投手なので、クローザーとして、前4人の内容のエッセンスを
なんとなく踏襲してうまいことこの内容に散りばめたりしていただけると
凄く全体としてもまとまるんじゃないかと、密かに期待しております。
これを、他の出演者のスライドを事前に確認ではなく、当日現場で聴いて対応して欲しいなんて無茶な話を、しっかりと受け止めて素晴らしい結果を返してくださったのは本当に凄かったですし、それがあってこそ、再度全員の内容が反芻できたんじゃないかと思います。
住さん、大月さん、古荘さん、松尾さん、高畑さん、それぞれが全て本当に素晴らしい内容でした!
なかなか気持ちが伝わらないのですが...
アンケートの結果や、個人的に声をかけていただいた人からの感想、ブログやTwitterの感想を拝見すると、とても良かった言ってくださる方がほとんどで開催してよかったと思います。
Vol.2と3は昨年暮れくらいから色々と準備を進めていたので、ちゃんと終えることができたのは、この両方のイベントに関わってくださった全てのみなさんのおかげだと、心から感謝しています。
遠方からも含めご参加いただいた多くの皆さん、素晴らしいセッションを担当していただいた出演者の皆さん、協賛でサポートしていただいた皆さん、そして色々と運営の至らない部分を補って手伝ってくださったスタッフのみなさん、改めてありがとうございました!
準備の効率化
昨年初開催したVol.1と前回のVol.2の諸々反省点を踏まえ、今回、社内的に掲げた裏テーマは「クオリティーを高めつつ、いかに効率よく準備や残務をこなすか」ということでした。CSS Nite in KOBEでは、当日の運営で手が足りない部分を、神戸・大阪エリアの親しい友人にご協力いただいています。とても多忙な皆さんなので、開催日当日以外に時間を取らせたり、準備に手を煩わすことの無いように、可能な限り社内で準備することを心がけています。Vol.1と2では、その辺もなかなか上手くいかずに迷惑をかけてしまいましたが、それらも全て経験とノウハウになっていってるように思います。
- 受付はとにかくシンプルにすること。
- こちらが想定している内容から、相当外れてやってくる人が必ず数名いることも想定しておく。
- 時間にある程度クッションをもたせておく。
- 準備の時間など数値化できる部分はちゃんと出して計算する。
など...。もっと細かい部分は書きだすとキリが無いので別の機会にしますが、Vol.3ではかなり想定通りに全てが進んだんじゃないかと思います。(もちろんまだまだ改善する部分は色々あるのですが、一気に完璧にはならないので、少しずつ少しずつ。)
早くやっちゃえアンケートスキャン!
後処理として、アンケートのスキャンが優先順位が高い仕事です。それは、自分が出演する時も感じますが、出演者にとって少しでも早くフィードバックが欲しいと誰も思うことだと思います。
早くフィードバックできると、アンケートに書かれた質問にも目が通せますし、それだけフォローアップの文章も早く準備していただけます。
アンケートの結果を集計するのも結構な力技なのですが、これも早くとりかかる事ができますし、集計が早く終わると、出演者へのフィードバック、参加者へのフォローアップ、協賛企業へのご報告など、色々とスピーディーにできるので、まず最初のアンケートのスキャンが重要なのです。
Vol.1と2は、1日イベントを終え、撤収後に懇親会。その後全て撤収して会社に戻って荷物を降ろし、気がつけば 2、3時間オフィスの椅子でぐったりと真っ白に放心状態。それから、1時間半ほど運転して自宅へ戻り、明け方フラフラでスキャンしていて相当つらかったので、今回はテンションが高いうちにスキャンしてしまおうと、会場にScanSnapを持ち込み、なんと懇親会の最中にスキャンしてしまいました。(※ScanSnapを箱から出して、Macに繋いでスキャン始めたところで、PRタイムの時間となったのでスキャンを後回しに放置してMCをしていたら、なんと出演者の住さんが、ジャムらないように一枚一枚手差しでスキャンしてくれていて、PRタイムの司会が終わったらスキャンも終わっていました...。)
スキャンが終わると後は、サーバーにアップしてお知らせするだけ。出演者のみなさんが二次会で飲んでたり、帰りの新幹線の時間にはシェアできてた感じです。
とにかく、このアンケートのスキャンが終わらないと、その後の業務がなかなか進まないので、懇親会の最中にやっちゃうのは他の地方版のみなさんにもおすすめですよ!
色々試行錯誤はつづく...
懇親会は、前回からはざくみプロデュース。
居酒屋でただ飲み食いして周辺の人と交流するだけの感じではなく、立食で動かないといけない状態にして是非多くの人と交流して欲しい。という想いで、色々と考えているみたいです。前回から始まったPRタイムも、懇親会会場にプロジェクターとスクリーンを用意して、参加者が何かの活動を発表するという内容で、なかなか面白いし素敵な感じになってきました。
毎回、応援していただいているH2O Space. の たにぐちまことさんから
in KOBEは、完全にブランドとして確立しましたね。
と、嬉しいメールをいただきました。
まだまだ試行錯誤ですが、あちこちのイベントのいいところは色々と取り入れて、神戸独自の色も出るように、また、ググってすぐに出てくるTips的なセッションではなく、自分の業務の中で色々と考えるきっかけになるような内容で組み立てられるような企画を今後とも挑戦していきたいと思います。
次は来年になると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
今回のテーマにも沿うので告知に関してFacebookの記事広告を使ってみました。かなり効果があり興味深かったのでそれについても書きたいと思っていますが長くなるのでまた別の記事で...。
Photo by 鍋坂 樹伸(サン・スタジオ)
- written by 岡田 陽一