Fireworksの連載です。
今回の記事は、「よくわかるFireworksの教科書」の中ではあまり言及できなかった「ショートカットキー」について書きます。
あまり技術の説明ではないかもしれませんが、考え方などを書いています。
私が初めて、Fireworksを使いはじめた頃のことです。
私はWebスクールでPhotoshopやIllustratorは習っていて、Illustratorは資格試験も受けたりして操作は出来ていましたが、FireworksはWeb制作会社に入って初めて触りました。
Webの実務にも環境にも慣れないまま、操作にも慣れないままの日々で、何もできない自分がすごくもどかしくて情けなくて、先輩に時間を取って教えてもらうのも申し訳ない‥と思う日々でした。
その中で自分なりに考えてやったことは、「ショートカット」を覚えることでした。
暗記なら、誰にでもできることだからです。
未熟で他のことで時間がかかってしまうなら、せめてショートカットを覚えて操作の時間を短縮しようと思ったのです。
この考えは、今思い返してみても正解だったと思うので、是非これを読んでくれている方に伝えたいと思っています。他のソフトを新しく勉強するときにも同じことが言えるので、ショートカットを覚えることは良い習慣になると思うのです。
Fireworks のショートカットキーは、一覧で確認できるようになっています。
Windowsならメニューから、[編集]→[キーボードショートカット]を選択すると、キーボードショートカットウィンドウが開きます。
Macはメニューの[Fireworks]→[キーボードショートカット]を選択します。
右から2番めのボタン、[HTML形式でセットを書き出し]を選択し、保存したhtmlをブラウザで開くと、今設定されているショートカットリストが出てきます。
まずは、Fireworksでどんな操作ができるのか、ここで確認しましょう。
すべて覚える必要はなく、作業でよく使うものから順番に覚えていくといいです。
最初に覚えるといい、オススメショートカットをピックアップします。
macの方は、Ctrl を Command キーに、Alt を option キーに読み替えてください。
等倍表示、50%表示はブラインドタッチできるくらいになろう。
400%以上の部分拡大表示は【ズーム(虫眼鏡)ツール… [z]キー】に切り替えてドラッグしたら早いです。
パーツを整えながらデザインをしていくので整列は重要です。
オブジェクト(1つ1つのパーツ類)の重ね順を、いちいちレイヤーをドラッグしていては時間がかかるのでこの2つは覚えましょう。
ツール類はずっと使い続けるものなので早く覚えて効率化しましょう。
基本操作や、便利なコマンドキーなどです。
他にも自分で使って何度も出てくるなと思った操作は積極的にショートカットキーを使うようにしましょう。
これだけ覚えただけでも随分と作業が早くなったと思います。
その上でもう少し足りない部分を補うために、ショートカットをカスタマイズしていきましょう。
あらかじめ登録されてないショートカットを登録する方法です。
おすすめのコマンドを登録してみましょう。
登録するのは、写真加工の際に便利なベクトルマスクです。
メニューから[コマンド]→[クリエイティブ]→[ベクトルマスク]
先ほどのキーボードショートカットウィンドウを開き、ツリー状のリストになっている部分から、[コマンド]→[クリエイティブ]→[ベクトルマスク]を探して選択します。
選択した状態で、一番下のキー制御の枠にカーソルを持っていき、登録するショートカットを自分で決めて押します。私は[@]キーなど、あまり他と被らないものを組み合わせて登録しています。
そのままOKを押すとコピーを取るよとダイアログが出るので、名前をつけてショートカットセットの複製を作れば登録完了です。
既存のショートカットも上書きして決めなおすこともできます。
私は、[属性をペースト]や、[スライス挿入]などは押しやすいキーに変更しています。
こんな感じで、自分の使いやすいショートカットセットを作って効率のよいお仕事をしていきましょう。
今回はこのへんで。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
最終更新日時:2013-07-11 15:07:55 ・Author:はざくみ